2018年5月10日木曜日

架台の設計について(鋼材)

ベルテックは、元々、ベルベースだけを販売していました。
架台は、お客様の対応でした。
しかし、架台の鉄骨も一緒に納入して欲しいとの要望が増えてきた為、ベルテックでも架台の設計、製作を始めました。
やはり、結構いろいろ大変です。
その際のエピソードを書いていきたいと思います。

架台は鉄骨で製作するのですが、一部の鉄骨は呼び方が間違えて広まっている為、他者に伝えるときに注意が必要です。
建築士でも、普段、鉄骨を扱われていない人は、間違えて使う人もいます。

鋼材には、溝形鋼とリップ溝形鋼(通称Cチャン、もしくはC鋼)があります。
これは、下図のように似ていますが、異なるものです。

溝形鋼


リップ溝形鋼(通称Cチャン、もしくはC鋼、軽量溝形鋼)

ところが、これがごっちゃになって使われています。
溝形鋼をCチャンと言ったり、表記する。または、その逆。

ですから、客先から「架台は、Cチャンにしてください。」というような話があっても要注意です。
確認すると、溝形鋼を希望されていたりします。

製作依頼する時も、気をつけなければなりません。
誤解のないように表記する必要があります。
鋼材は外形寸法だけ表記し、板厚は省略することも多いのですが、溝形鋼とリップ溝形鋼に関してだけは、間違いの元です。
外形寸法だけだと区別が付かないものがあります。
板厚まできちんと表記して、間違いのないようにしています。

I.I

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