2017年11月30日木曜日

携帯電話基地局アンテナ基礎

ベルベースに、Pシリーズがあります。
携帯電話基地局のアンテナを支持するために開発されたもので、
一つで、アンテナ支持柱を支持できるようになっています。

ベルベースP-G アンテナ基礎
ベルベースP-G

二種類ありまして、上部の写真は下部が広がったGタイプです。
写真では、スラブにアンカーを打つ為、保護コンに埋設しています。

下部の写真は下部がストレートのSタイプです。
写真はお客様要望の特注対応で、通常は付かない水切り部を深くするカバーが付いています。

ベルベースP-S アンテナ基礎
ベルベースP-S
Gタイプは、一般的な設置条件でしたら、アンテナ3基が付いた6m高さの支柱を設置できます。

I.I

2017年11月29日水曜日

未掲載のベルベース

ベルベースシリーズの中に、HPにもカタログにも掲載していない物があります。

・・・と言っても、別に隠しているわけでも、お得意様専用とかいう訳でもありません。
むしろ、積極的に売りたい商品です。
ただ、手摺・フェンス基礎と同じく、元が特注対応の商品だった兼ね合いで、一般的、汎用性を持った仕様になっていないなどの理由で、詳細な仕様を決定しかねている為、HPにもカタログにも掲載していません。

決定しだい掲載する予定です。

ベルベースM


ベルベースM

C2よりさらに小規模な設備用の物です。
頭部に固定できるボルト本数は、1本のみです。
高さ調整、水平方向調整、角度調整が可能です。


ベルベースP-S、ベルベースP-G

ベルベースP-S
ベルベースP-S
ベルベース P-G
ベルベース P-G

元は、携帯基地局のアンテナを支持するために開発されたものです。
一つで、アンテナ支持柱を支持できるようになっていますので、
耐荷重は、ベルベースFよりもあります。
その為、トン単位の重量物を支持するのに使われています。
高さ調整と若干の角度調整が可能です。
水平方向の調整は、対応しておりません。
ベルベース頭部には、アンテナ取付用のボルト穴は開いていますが、それ以外のボルト穴が必要な場合は、個別対応になります。
また、他のベルベースは、ベルベースと接続物(架台等)はピン接合扱いとしていいますが、ベルベースPシリーズは、剛接合扱いが可能となっています。
その為、他のベルベースでは止め難い、避雷針や防音壁の柱脚等のいわゆる柱系にも対応可能です。

I.I

2017年11月27日月曜日

延長260mの配管架台

一般の屋上配管と言えば、多くは配管用ブロックに止めて、屋根面上に置いてあるだけです。
良くて、アングルで門を組んで、その上への配管です(これらは耐震上の問題があります)。
ところが、この写真の案件では、架台間が2m、高さも2m以上、ちょっとした小屋程もある本格的な配管架台です。

しかも数が多く、写真に写っている倍以上の架台があります。
工場の設備配管架台なら分かるのですが、大きな建物が連なっている大規模施設と言っても一般建築物で、この規模は多くはありません。

架台の計算はベルテックでお手伝いしましたが、これだけの架台を厳しい納期に対応して製作するにはそれなりの鉄骨ファブリケーターが必要でした。
間に合ったと聞いてスーパーゼネコンが力を示したと思いました。


ベルベースC2 配管架台

I.I

2017年11月20日月曜日

facebook ベルベース

ブログの他にもFacebookでも、ベルベースの紹介をしています。
このブログの関連ページのところにリンクしています。
興味のある方はそちらもご覧ください。

このブログは、主に設計の者が書いています。
Facebookの方は、施工と営業の者が書いています。
書いている担当が異なりますので、同じ紹介でも目線が異なります。

I.I

2017年11月13日月曜日

鉄骨造への設置

ベルベースは、鉄骨造の建物にも多く設置しています。

その多くは、デッキコンにあと施工アンカーで固定です。
ベルベースの外アンカータイプ(A外やC2)なら、アンカー長さは60mm以下で大半が必要長さを満たしますので、デッキコンにも施工できます。

数は少ないですが、折版屋根に設置した例があります。
当然、折版屋根の上には置けませんので、鉄骨の梁の上に設置します。
鉄骨にベースプレートをつけて、ボルト止めです。

ベルベース A内 ベース

写真の案件は、鉄骨の梁幅が狭かったので、ボルト穴を開けたベースプレートを梁に溶接して、
ベルベースとボルトで止めました。
(梁とベースプレートをボルト止めする方法もあります。)
梁幅が広いと、ボルトが梁と干渉してしまうので、アンカーボルトを溶接したベースプレートを
使う必要があります。

ベルベース A内 嵩上げ

梁と屋根の間が空いており、さらに勾配を取る為、嵩上げ台座を使っています。
(部分的には、2段にもしています。)
ベルベースの設置後、屋根を付けます。

空調設備 電気設備 
 
このような工程ですので、新築案件での工事となります。
(既設でも可能ですが、屋根の補修が必要となる為、少し難しいです。
リフォームで、屋根の張替え時なら問題ありません。)

I.I

2017年11月9日木曜日

手摺・フェンス基礎 (3)

手摺・フェンス基礎ですが、特注対応で、一般的製品ではありません。
ですからHPにもカタログにも載っていません。

一般的製品にしようとしているのですが、なかなか仕様が決められないので出来ないのです。

手摺・フェンスにより、支柱脚部の埋込長さが異なります。
支柱も、意外に太いものがあったりします。
どの程度の大きさが良いのか、案件数も少ないので、決めかねています。

さらに、当初、アンカーは暴風に耐えられれば問題ないと考えていましたが、
アンカー固定するなら手摺の安全基準を満たして欲しいとの要望がはいってきました。
手摺の安全基準に法的なものはないのですが、各種関連団体の独自の基準がありまして、
それに適するようにすると、なんだかんだで頑丈に作らなければならず、
製作費がコストアップします。

これも、安全基準を満たすのが一般的なのか、特殊なの案件なのか、案件数も少ないので、
決めかねています。

I.I

手摺・フェンス基礎 (2)

実は、手摺・フェンス基礎は、華やかさはありませんが人気商品です。

特注品扱いでカタログにも乗せていない為、出荷件数自体は、そう多くないのですが、出るとなったら、一度に100個以上出荷されます。
建物の屋上に一周手摺を付けると、それぐらい必要だからです。

また、あと施工基礎はありますが、手摺・フェンス用となると使い勝手が悪いものが多いからでしょう。

ベルベースも同じです。
実は、他の案件でもベルベースを手摺・フェンス用に使いたいというお話もあったのですが、
大体、いつも手摺やフェンスとどう取付るかが問題になり、立ち消えでした。

普通の手摺・フェンスの支柱脚部は、埋め込む前提に作られ、ボルトで止めるようにはなっていません。
それをボルトで取付けられるように改造するのは、手間とコストがかかりすぎました。

それを解消したのが、手摺・フェンス基礎です。

手摺・フェンスを触らず、設置方法も従来のままで、きちんとアンカー固定でき、
防水にも対応しています。

ですから、最近ではベルベースを手摺・フェンス用に使いたいというお話が来ると、
ベルテックの方から、ベルベースではなく、手摺やフェンス用基礎をお薦めしています。

I.I

手摺・フェンス基礎 (1)

ベルベースの仲間で、手摺やフェンス用の基礎があります。
よく屋上の手摺やフェンスは、支柱根元をコンクリートブロックに止めて、置き基礎にしています。

ところが、いくつかの建物でトラブルが発生しました。
強風であおられ、手摺が倒れたり、基礎ごと動きました。
さらに、基礎が動いた為、防水が切れることまで起こりました。

建物の管理者側は、対応として、手摺をアンカー固定しようとなったのですが、
支柱根元毎にコンクリート基礎を作るのも大変ですし、防水のこともあります。

そのことで、ベルテックが相談を受けました。
さすがにベルベースを使うのは、過剰です。

そこで、手摺・フェンス基礎を開発しました。
下が、その製品です。

手摺基礎

使い方は、あと施工アンカーで、基礎を固定。
後は、ブロックと同じように手摺支柱を差し込んで、モルタルで固定です。

手摺基礎 屋上設置

中央のベルベースは、太陽光発電用パネル架台用の物です。

手摺・フェンス基礎 (4)で、手摺や機器が設置された写真が載っています。

I.I

2017年11月8日水曜日

パラボラアンテナ基礎

アンテナ基礎 ベルベース A内
二重に珍しい案件です。
パラボラアンテナ用の基礎というのが、まず珍しいです。
次に架台が、十字型というのがまずありません。
普通は、二の字やロの字、日の字で、四隅に四個です。
ですから、ベルベースの向きが面白いです。
通常、ベルベースの向きがそろっているのに、
この案件では、隣あうベルベースの向きが90度違います。

I.I

2017年11月7日火曜日

天空のベルベース

ベルベースは、大半が屋上に設置されます。
ですから、高所に設置されるのが普通なのですが、高さの桁が文字どうり違う高所に設置する話がきたことがあります。
通常、地上数十mに設置するのですが、その話では、地上100m以上の高層ビルの天辺でした。

設備の変更により、設備基礎が既設基礎だけでは足りず、新たに基礎が必要となったようです。

考えてみれば、コンクリート基礎だと施工が大変です。
鉄筋や型枠はなんとかなりますが、コンクリートをどうするかです。
ネコやバケツで、ちんたらエレベーターで運んでいたら、固まりかねません。
エレベーター数基をノンストップで使用できるように押さえて、運ぶしかありません。
もしくは、ミキサーを屋上に上げて、現場練りするかです。
どっちにしても、かなりの手間です。
ベルベースなら、乾式工法なので、運び込みも施工も楽です。

どう対処されたのか、基礎が必要なくなったらしく、結局、実際には設置しなかったのですが、
ベルベースのような、あと施工基礎でなければ、対応できない話でした。

I.I

2017年11月6日月曜日

鉄のきのこの山

空調設備基礎 ベルベース C2

空調設備基礎 ベルベース C2

ベルベースの特徴の一つが、軽量基礎ということです。
コンクリート基礎(きのこ)なら、一つ数百キロが、ベルベースだと、数十キロになります。
ですから写真のように数十個もあれば、きのこだと基礎だけで数トン。
屋上スラブが大丈夫か? トップヘビーで地震時、建物は大丈夫か?の話になります。
ベルベースでも、これだけの数が載れば、同様の心配がありますが、
コンクリートより遥かに建物への負担が少なくなります。

この案件は、別に特殊な対応をしています。
ベルベースだけの写真と空調設備機器を設置した写真を見比べてください。
同じ方向からの写真なのに、よく見るとベルベースの向きが変わっています。
実は、ベルベースC2は、頭部を90度回転できます。
ベルベース設置後、いろいろ変更が入りました。
その為、架台が変更せざるをえず、それに合わせて、頭部を90度回転することになりました。
このようなことは、稀にあることですが、これ程の数では他にありません。

I.I

2017年11月2日木曜日

発電機基礎

発電機基礎 ベルベース F

ベルベースに発電機を乗せました。
コンクリート基礎だと、基礎の重さだけで数トンとなり、建物への負担が大きい案件でした。
それで、軽量基礎のベルベースが採用されました。
架台もベルテックが設計、製作して、ベルベースと一緒に設置しました。

とにかく発電機は、重いです。
元々自重だけでトン単位で、さらに、それに動荷重が加わります。
発電機が稼動すると、その振動等で基礎や架台に負担がかかるからですが、
それを考慮すると、自重の1.5~2倍の重さがあると考えなければなりません。

使用したベルベースのFは、ベルベースの中でも高耐力の方ですが、
それでも、8個必要でした。

しかし、メーカーも発電機のような重いものをなぜ、縦長にするのか?
縦長の機器は、転倒しやすい為、それを防ぐ為に、アンカー強度が必要です。
これが、同じ大きさ、同じ重さでも、横に寝た形なら安定し、転倒しにくいので、
アンカーの負担がぐっと軽くなるのに。
横に出来ないのかな?

発電機基礎 ベルベース F 脚部

ベルベースは、スラブにアンカーを打つ為、保護コンに埋設しています。

I.I

2017年11月1日水曜日

ベルだるま

ベルベースだるま


ベルベースが使われた中でも最も特殊なのが、雪だるまの芯に使われたことです。
写真は、雪だるまの製作途中のものです。

・・・・・・と、いうのは、もちろん冗談です。

通常の設備基礎に使われるベルベースに雪が積もったものです。

施工の途中から雪が降り始め、何とか施工し終わった翌日の写真です。

一日ずれたら、作業が出来ないところでした。

コンクリート基礎なら、大変だったでしょう。
型枠の施工中なら、中に雪が積もりますし、コンクリート打設後なら、
コンクリートが凍ってしまったでしょう。

ベルベースの短期施工が生きた例です。

I.I