2018年9月11日火曜日

台風21号の後

2018年9月4日 台風21号の被害の一部です。

ある建物の屋上です。

置き基礎で設置していた空調室外機が倒れています。
とりあえず室外機を起こせば、空調は動いたそうですが、しばらく空調は使えませんでした。

手摺も基礎が動き、波打っています。

このような状況を見ると、機器類をベルベースで固定する必要性を改めて感じました。

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2018年9月6日木曜日

北海道の地震

2018年9月6日に北海道で地震が起きました。
関西に台風が来た直後です。
何度も言っていますが、今年は、本当に自然災害が多いです。

被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

地震の影響で、北海道は大規模な停電とのことです。

関西でも台風の被害で、停電が多く発生しています。
関西電力は、停電の対策として、他の電力会社の協力を仰ぐとの話でしたが、
各社関西と北海道にどう人手を配するのか、難しくなってきました。

今のところ、ベルベースに関連したことで、不具合の報告はありません。

I.I

2018年9月5日水曜日

西日本の台風2

2018年9月4日に西日本を台風21号が襲いました。
先日も台風が来たばかりです。
今年は、本当に自然災害が多いです。
被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

ベルテックは、大阪に本社がありますから、大阪の被害を目の当たりにしました。
トタンや波板屋根がいくつも飛ばされていました。
看板が飛ばされたり、曲がったりもしています。
町のあちらこちらに、飛来物の山です。

今のところ、ベルベースに関連したことで、不具合の報告はありません。

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2018年8月27日月曜日

架台の設計について(機器と架台の取り合い)

機器を架台に設置するのは、気を付けなければいけないことが多いです。

機器脚部と架台の関係は、a,bが、基本です。  

c,d,eは不可です。
cは、架台より脚部がはみ出ています。
(脚部と架台の間にプレート等を挟むことで、可となることもあります。)
c の状態で機器を取り付けている架台も多く見受けられますが、よくありません。

dは、ボルトがウエブの位置にきているので、穴すら開けられず、ボルトで固定できません。
eは、一見、可のようですが、ボルトや座金が、架台のR部に当たっており、ボルトが固定できません。
また、ボルトとウエブが近すぎてラチェット等が使えません。 

d、eは、鋼材を用いた設計で、初心者がよくしてしまうミスの一つです。
他には、鋼材の端ギリギリに穴を開けたりするのも、よくやるミスです。
鋼材にボルト穴は、自由に開けられません。
穴を開けられる範囲は、意外に狭いです。
これらのことを考慮して、鋼材位置を決める必要があります。
dのミスは、架台の製作時に発覚することが多いので、まだましです。
eは、最悪、機器を現場で取り付けようとした時に、発覚することになります。
現場で、鋼材を加工し、無理やり固定することになります。

f,gは、機器脚部が、ウエブに乗っていません。  
鋼材そのままでは、フランジが曲がる恐れがあります。  
強度確認や、リブで補強する必要があります。  
これも、補強無しの状態で機器を取り付けている架台も多く見受けられます。
地震時が、不安になります。
I.I

2018年8月8日水曜日

既設基礎との併用

珍しく、屋内の設備の案件です。

既設の設備の更新工事で、スペースの関係上、既設の基礎を流用する必要がありました。
中央が既設基礎で、その両側をベルベースが負担しています。

メンテナンスの為、設備下部を以前より上げる必要がありましたので、既設の基礎の上に鋼材を設置し、それにあわせて、ベルベースの高さを調節しました。

写真に写っているうちの溝形鋼は、設備機器の土台です。
この上に、さらに設備が取り付けられます。

土台とベルベースを直接取り付けるのは、土台との関係上難しいので、H鋼の架台を挟んでいます。

溝形鋼から下のH鋼材が、ベルテックの受け持ちです。
架台の構造計算から設計、製作まで、ベルテックが担当しました。

ベルベースA外 設備架台

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2018年7月30日月曜日

アンテナ支持柱完成

ベルベースが、アンテナの支持柱の基礎に使われていた関係で、ベルテックでも支持柱を製作納入することになりました。

その最初の支持柱が、先日立ち上がりました。

支持柱の設計からベルテックが担当しました。

従来、小さな支持柱をのぞけば、アンテナと付属の機器は、個別の基礎で支持していました。
これは、まとめると基礎に負担が大きかったためです。

しかし、ベルベースは支持耐力がある為、一つにまとめることが出来ます。

支持柱の周りに、機器を設置する為の架台を設けました。
これに、付属品を取り付けることで、基礎が一つですみます。

これを基準として、支持柱を増やしていく予定です。

本来なら、設置した現場写真を掲載したいのですが、管理上の問題がありまして、現場の写真は掲載できません。
製作時、メッキ前の検査写真を掲載します。

アンテナ支持柱
アンテナ支持柱


機器架台
機器架台

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2018年7月25日水曜日

打込フレーム実施

打込フレームを使った案件の工事が終了しました。

今回の案件は、デッキプレート、それもフラットなデッキでしたので、打込フレームをデッキの上に置くことが出来ました。
その面では、施工が楽でした。
(型枠を外すタイプですと、型枠を外した際、アンカーが見えてはいけないので、型枠から浮かして設置する必要があります。)
コンクリートを流し込む前のスラブ等の鉄筋に番線等で固定します。

床面から出たアンカーです。

アンカー長さを調節します。

アンカーにベルベースを固定します。
今回は、嵩上げ台座を使用しています。


機器設置状況です。

I.I

2018年7月23日月曜日

打込フレーム開発

ベルベースは、基本、あと施工アンカーで固定します。
しかし、お客様の要望、現場の状況等で、あと施工アンカーではなく、予めアンカーを打ち込んでおかなければならないことも起こります。
それに対応するため、打込フレームを開発しました。

打込フレームをコンクリートを流し込む前のスラブ等の鉄筋に番線等で固定します。
床面から出たアンカーにベルベースを固定します。
主に新築時に使用します。
詳しい資料は、ベルテックのHPからダウンロードできます。

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2018年7月18日水曜日

西日本の台風

2018年7月中ごろに西日本を台風が襲いました。

先日、大阪で大きな地震があったばかりです。
今年は、自然災害が多いです。

被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

被災地ほどでもありませんが、大阪でも、台風で、物凄い雨でした。
交通機関が、地震に続いて、また、ダメージを受けました。
ベルテックは、防水屋ですから、雨災害には、特に強い関心があります。

地震の時もそうですが、大きな災害が起きると、ベルベースが支持している架台に問題が起きなかったかと考えます。
もちろん、大丈夫なように設計されているとはいえ、何事も絶対とは言えません。

今回は、水害、土砂災害が主だった用ですので、今のところ、ベルベースに関連したことで、不具合の報告はありません。

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2018年7月17日火曜日

大阪北部地震から一ヶ月

2018年6月18日に起きた大阪北部地震から一ヶ月がたちました。
被災されたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

ベルテックは、本社が大阪にある為、地震の影響を体感しました。
交通が麻痺して、社員が出社できないこともありました。
人的、物的に損害がなかったのは幸いでした。

地震当初は、ベルベースが支持している架台に問題が起きなかったかと考えました。
もちろん、大丈夫なように設計されています。
とはいえ、大きな災害時には、「予想外」「想定外」という話があり、多くの建築物が壊れています。
ベルベースには問題なくとも、設置している建物が倒壊する可能性さえありますから、何事も絶対とは言えません。

現時点(7月17日)で、ベルベースに関連したことで、不具合の報告はありません。

会社としては、ほっとしております。

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2018年7月10日火曜日

少子高齢化対策

今、少子高齢化で、年々、現場作業員の年齢が上がっています。

ところが、安全管理や基準は年々厳しくなっていることもあり、高所作業に年齢制限を設けている企業も増えています。

設備用基礎は、基本屋上にあります。
それらを製作する作業は、当然、高所作業となります。

上記の理由で、従来のコンクリート基礎では、様々な作業員(鉄筋、型枠、コンクリート等)が必要ですが、それらの作業員の手配が難しくなっています。

作業員はいても、高齢者の為、屋上に上げられないのです。

ベルベースなら、工程が少ない為、その調整が楽です。

施工の単純化、迅速化は当初からのメリットととしてありましたが、高齢化による作業員の不足に対するという、想定していなかった面で役に立ちはじめました。

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2018年6月8日金曜日

架台の設計について(たわみ)

架台の設計で、頭の痛いのが部材のたわみです。

設計者以外、殆どの方が重要視されませんが、架台に限らず鋼構造物でよく問題になります。
コンクリートや木材でも生じますが、鋼材で特に顕著になります。

力を加えると、部材は、しなり、変形します。
その変形量が大きすぎれば、様々な問題が生じます。
鋼構造の基準でも、たわみの制限があります。

設備架台で言えば、機器を載せると、その重みで、部材が沈みます。
1mm、2mmなら問題ありませんが、10mm,20mm,30mmとたわむと、部材の変形に配管等が追従できず破損。
部材の変形により、機器と架台の固定用ボルトが破断等が起こる可能性があります。
また、機器によれば、傾くことが厳禁なものもあります。

部材が強度的に大丈夫なことと、たわみで問題が生じないことは別です。
同じ機器用の架台でも、架台の支持スパンが長くなると、たわみ量は指数関数的に増大します。
その為、設計では、部材が強度的に問題なくても、たわみが大き過ぎるために、部材サイズを大きくしたり、支持する基礎を追加することは、普通に行われています。
実際、たわみが1mm、仕様より大きかった為に、部材サイズを上げたり、基礎を追加したこともあります。

もちろん、部材を大きめにしておけばよいのですが、重量も重くなり、経済的にもよくありません。
対応方法はあることはあるのですが、大規模な建築物ならともかく、小規模建築、特に架台ぐらいですと、その対応の為に、鋼材を加工する手間とコストを考えると使えません。

I.I

2018年6月1日金曜日

ベルベース使用例

ある太陽光発電パネルを扱われている会社のHPを見ていて、少し嬉しいことがありました。

設置例の写真を公開されていたのですが、その太陽光架台にベルベースが使用されていました。

別にこの会社と提携を結んでいるわけでもなく、ベルベースについて触れられているわけでもありません。

純粋に一設置例の基礎がベルベースであっただけです。

このように自然に写り込んだものが増えれば、ベルベースがそれだけ一般的になったと言うことです。

I.I

2018年5月10日木曜日

架台の設計について(鋼材)

ベルテックは、元々、ベルベースだけを販売していました。
架台は、お客様の対応でした。
しかし、架台の鉄骨も一緒に納入して欲しいとの要望が増えてきた為、ベルテックでも架台の設計、製作を始めました。
やはり、結構いろいろ大変です。
その際のエピソードを書いていきたいと思います。

架台は鉄骨で製作するのですが、一部の鉄骨は呼び方が間違えて広まっている為、他者に伝えるときに注意が必要です。
建築士でも、普段、鉄骨を扱われていない人は、間違えて使う人もいます。

鋼材には、溝形鋼とリップ溝形鋼(通称Cチャン、もしくはC鋼)があります。
これは、下図のように似ていますが、異なるものです。

溝形鋼


リップ溝形鋼(通称Cチャン、もしくはC鋼、軽量溝形鋼)

ところが、これがごっちゃになって使われています。
溝形鋼をCチャンと言ったり、表記する。または、その逆。

ですから、客先から「架台は、Cチャンにしてください。」というような話があっても要注意です。
確認すると、溝形鋼を希望されていたりします。

製作依頼する時も、気をつけなければなりません。
誤解のないように表記する必要があります。
鋼材は外形寸法だけ表記し、板厚は省略することも多いのですが、溝形鋼とリップ溝形鋼に関してだけは、間違いの元です。
外形寸法だけだと区別が付かないものがあります。
板厚まできちんと表記して、間違いのないようにしています。

I.I

2018年5月1日火曜日

太陽熱温水パネル

太陽熱温水パネルの架台を載せた案件です。
今、屋上に置くパネルと言えば、太陽光発電を意味します。
「屋上にパネルがある」と言えば、太陽光発電パネルをイメージします。
でも、以前は、温水器でした。
太陽の熱を利用してお湯を沸かしていました。
過去形で語りましたが、もちろん今も現役です。

と、言いながら、最初、この案件でパネルを設置すると聞いた時、発電パネルだと思っていました。
ところが、図面を見ると給排水の配管がありました。
配線を配管と書き間違い? たまたま、パネルの側に給排水があるだけ?
しばらく悩みましたが、太陽熱を利用する温水器に思いいたりました。

太陽熱温水パネル

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2018年4月24日火曜日

カタログ用写真撮影

HPにもカタログにも掲載していなかったベルベースシリーズ ベルベースP-S、ベルベースP-G が掲載されることになりました。

今日(2018年4月23日)は掲載用のベルベースの写真撮影です。

プロのカメラマンに来ていただきました。
撮影準備を手伝い、見学もできました。

それで思ったのですが、意外に撮影時、照明は暗いです。
強い光だと表面が反射したりしてよくないのは知っていました。
特にベルベースのような金属の表面が反射しやすいものは、なおさらです。
それでも、薄暗いと言っていいぐらいの中で撮影するとは思ってみませんでした。

写真は、近いうちにHP等で公開される予定です。

ベルベースP-G
撮影風景
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2018年3月20日火曜日

看板基礎

ベルベースは、コンクリート基礎に変わるものですので、太陽光発電や空調設備を初めとした屋上設備の様々な物の支持に使われています。
太陽光発電や空調設備は、設置数が多いのでベルベースも多く支持しています。

ところが、看板は屋上にたくさん設置されている割には、不思議にベルベースを使う話は少ないです。
条件や予算が合わないからというのではなく、看板設置の話自体がまずありません。

看板の設置は、意外に法規制が細かかったり、条例で規制や制限があったり、手続きが煩雑だったりします。
(自治体にもよるのですが、大型設備の設置は規制がないのに、小さな看板を付けるのに申請が必要だったりします。)

その為、後から追加したり、変更したりは難しいので、看板用の基礎工事自体が少ないのかもしれません。

I.I

2018年2月27日火曜日

手摺・フェンス基礎 (4)

手摺・フェンス基礎 (1)で、基礎だけ設置した写真を載せましたが、手摺や機器が設置されましたので、ブログに載せます。

ベルベースの設置工事と手摺や機器設置工事は、別で、間があくことも多いです。



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2018年2月19日月曜日

ブログ閲覧者を想う

ブログの中に、閲覧数やどのHPからのリンクでブログに来られたか分かる機能があります。
さらに、閲覧された国も分かります。

日本の会社の、日本語で書かれたブログなので、ほぼ日本の方たちのみなのですが、まれに、外国の方が閲覧された記録があります。

もっとも、おそらくは間違えて来られた方たちだと思います。
私も経験がありますが、検索やリンクで外国のページに間違えて入ったことがあります。

もしくは、閲覧者は日本の方でも、サーバー等が外国にある為、記録上は外国からの閲覧になっているかもしれません。

何カ国の方は何度も閲覧されているので、間違いよりもそちらの可能性が高いです。

本当に外国の方なら、ベルベースに興味を持ってくださる方々が海外にもいらしゃることになるのでうれしいです。

そうでなくても、サーバーが同じなら、このブログを何度も閲覧されている方がいらっしゃることになりますので、それはそれでうれしいことです。

I.I

2018年2月8日木曜日

福井の大雪


今年は、寒くて、各地で大雪です。
報道によると特に福井では大変な状態のようです。

実は、福井でベルベースの設置工事があったのですが、延期となりました。
多少の雪なら施工可能なベルベースですが、人の移動もままならないような状況では、さすがに施工は無理でした。

ベルだるまどころか、人だるまでは洒落になりません。

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2018年1月19日金曜日

ルーバー付き設備架台

設備架台にルーバーが付いた面白いタイプです。

普通は、設備架台の周りに別基礎でルーバーや防音壁を設ける形が多いですが、
手摺の付く位置に目隠しルーバーが付いています。

設計者に確認を取っていないので推測ですが、ルーバーを安全柵と兼用にしたのでしょう。
一つにまとめた合理的な形で、架台を設計する側としては参考になる架台です。


I.I

2018年1月5日金曜日

富士山とベルベース

ベルベースは、屋上に設置するのが一般的なので、現場の景色が良かったりします。
現場写真を撮ると、結構有名な建物や景色と一緒にベルベースが写ったりしています。

その中の一枚、富士山とベルベースです。

これで、富士山の方に日の出が写っていたら、年賀状みたいです。
新年、初めての投稿ですので、めでたい写真としました。



I.I