ベルベースは、大半が屋上に設置されます。
ですから、高所に設置されるのが普通なのですが、高さの桁が文字どうり違う高所に設置する話がきたことがあります。
通常、地上数十mに設置するのですが、その話では、地上100m以上の高層ビルの天辺でした。
設備の変更により、設備基礎が既設基礎だけでは足りず、新たに基礎が必要となったようです。
考えてみれば、コンクリート基礎だと施工が大変です。
鉄筋や型枠はなんとかなりますが、コンクリートをどうするかです。
ネコやバケツで、ちんたらエレベーターで運んでいたら、固まりかねません。
エレベーター数基をノンストップで使用できるように押さえて、運ぶしかありません。
もしくは、ミキサーを屋上に上げて、現場練りするかです。
どっちにしても、かなりの手間です。
ベルベースなら、乾式工法なので、運び込みも施工も楽です。
どう対処されたのか、基礎が必要なくなったらしく、結局、実際には設置しなかったのですが、
ベルベースのような、あと施工基礎でなければ、対応できない話でした。
I.I
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